（公社）発明協会主催の令和5年度四国地方発明表彰にて「診療または治療用頭部被覆材(意匠第1700260号)」の意匠創作者である橘課長代理(コーポレートセンター)、塩入担当(新規材料事業部)、大場先生(香川大学)、西山先生(香川大学)、小原先生(香川大学)が発明奨励賞を受賞しました。
本意匠は、香川大学と協働開発した内視鏡用ウイルス感染防御システム「Endo barrier®」の飛沫感染防止フィルムに関するものです。
「Endo barrier®」は、飛沫感染防止フィルムと専用フレームにより、準密閉空間を形成し、陰圧化することで飛沫の拡散を最小限に抑えます。
通常、このようなシステムは、患者毎に消毒をする必要がありますが、フィルムに設けられたサイドシール部により、患者毎の消毒を必要とせずとも専用フレームを清潔に保つことが出来る構造となっています。
また、フィルムには、医療器具の挿入場所がピクトグラムで表示されており、誰でも簡単に理解できるユニバーサルデザインとなっていることから、香川県を中心に全国の医療施設で採用され、医療従事者の方から好評いただいております。